昔の賃貸物件は部屋の広さより部屋数の方を重視していました。
そのため少なくとも2000年前に建てられた物件には「2DK」「3DK」の間取りは比較的多かったのですが、最近はリビング空間を重視する方が多いため、DKの間取りでは客付けに不利となり空室期間が長期化する懸念が出てきてしまいます。
弊社物件は1993年に建築された物件ですが、3棟中1棟8戸の間取りは3DKでした。そこで2000年代に入ってから退去の度に3DK→2LDKにリフォーム工事を行ってきました。
2023年5月末、唯一残っていた3DKの部屋が退去となったため、2LDKに間取り変更した上で弊社リノベーションブランド「elegantroom Secondline」仕様にリノベーションした上で募集しようと思っていたところ、退去後すぐに内見予約が入り、リノベーションする前に成約となりました。
本投稿は不人気3DK→2LDKリノベーション前に成約となった部屋のリノベーション事例について、お伝えいたします。
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"不人気3DK→2LDKリノベーションでわかったこと”
1.物件概要
本題に入る前に弊社物件概要を簡単に説明いたします。
所在地 山梨県甲府市
最寄駅 JR甲府駅(駅から約6キロ)
平米数 58,76㎡
構 造 軽量鉄骨
築年月 1993年9月
施工時の築年数 築30年
従前家賃 6,2万円(エリア内家賃相場 5,5万円)
成約賃料 6,2万円
2.成約までの流れ
今回成約になった部屋は、今年5月末まで他の方が入居されていました。退去理由は契約満了によるものです。
退去後すぐに内見予約が2件入り、今回入居される方は弊社物件HPから問合せされた方です。
内見予約時に「退去後なのでリフォームはまだしていない」「他室リフォーム写真を見ながらの説明」になることを伝えた上で内見を行いました。
わずか1時間程度の内見でしたが満足して頂き当日入居申込を頂きました。
3.不人気3DKから2LDKリノベーション事例
弊社物件がある甲府市大里町は、甲府市内でも有数のベッドタウンとなっています。そのため賃貸物件も単身向けより1LDK以上のファミリー物件が多くあります。
ファミリー物件を早期成約させるには、水回り部分の強化が必須。弊社物件では競合他社が展開できない「カフェスタイル」に特化したリノベーションをすることで成約期間の短縮に成功しています。
それでは不人気3DK→2LDKリノベーション事例を紹介したいと思います。
(入居申込にかかった日数は3日です。)
キッチン
リノベーション前のキッチンは、築古物件でよくあるようなシステムキッチン。古いキッチンの特徴は作業&収納スペースが狭すぎる点と、キッチンパネルの劣化により古臭いキッチンとなってしまうことです。
そこで弊社物件では女性が喜ぶカフェスタイルキッチンにリノベーションしています。今回の部屋に関しては、キッチン状態が良くなかったため、新しいキッチンを導入しています。
キッチン導入に際し扉を無垢材扉にすることによって、生活感を感じさせないおしゃれなキッチンになっています。
▶弊社キッチンリノベーションについては、過去記事をご覧下さい。
LDK
リノベーション前はダイニングとキッチンが別々となっていましたが、リノベーションを機に…
間仕切壁を撤去しLDKに変更
床材を白系のクッションフロア/居住スペースの壁には漆喰を施工
することによって室内機能性改善させることに成功しています。
洋 室
北側洋室もLDK同様、リノベーションを機に床材/壁材を変更しています。北側洋室にはもともと収納スペースが設置されているものの、改修前は棚が設置されていたため使い勝手があまりよくありませんでした。
そこでリノベーションを機にクローゼットに変更することで、収納容量が大幅に改善され利便性が向上しました。
和 室
弊社物件にはもともと和室が標準となっていました。一般的に和室があると集客上不利になりやすくなることから、リフォームを機に和室に変更する物件が多いのが現状です。
しかし、和室から洋室に変更するのと和室を生かし琉球畳にするとでは費用的にそれほど差異はなく、さらに琉球畳にすることで「退去時の表替えは不要」になることから、弊社物件ではリノベーションを機に琉球畳に変更し和室をあえて残しています。
琉球畳はあまりメジャーではないため、内見時とても驚かれます。和モダン空間が魅力的な琉球畳にすることで逆に入居促進に繋げることができるため、弊社物件では和室をあえて残しています。
▶弊社和室リノベーションについては、過去記事をご覧下さい。
洗面脱衣所
リノベーション前の洗面台は、新築時から使用していたもの/脱衣所内には収納スペースが設置されていなかったため、正直利便性はあまりよくありませんでした。
リノベーションを機に洗面台は新しいものに交換し、また脱衣所内には可動式の棚を設置しました。
また洗面脱衣所内の内装も一新したことで、清潔感がある洗面脱衣所に生まれ変わりました。
トイレ
リノベーション前のトイレは、築年数が古い物件によく見かけるトイレ空間で、特にトイレットホルダーと収納が一体型になっていると、トイレ全体が古臭く見え清潔感までも半減してしまいます。
そこでリノベーションを機にトイレ本体以外はすべてリニューアルしています。消臭機能が付いた機能性壁紙を両壁+天井に貼り、中央にはタイル風のアクセントクロスを施工しています。
また映えるトイレ空間にするためにアクセントとして、無垢材の壁棚/アンティークなタオル掛けを新設することで訴求力が高いトイレ空間に生まれ変わりました。
浴 室
上級グレードのリノベーション部屋の浴室は、フルリノベーション対応していますが、今回の部屋はSecondlineであるため、水栓及び鏡のみ交換しています。
ただ水栓を一新することで古さが目立ちにくくなるため、内見時においてもマイナスになることはありません。
▶弊社浴室リノベーションについては、過去記事をご覧下さい。
玄関エントランス
玄関エントランスは、内見者が一番最初に室内確認するエリアとなるため、エントランスのクオリティー次第で成約の可否が決まってしまうと言っても過言ではありません。
弊社物件では、リノベーションを機に…
シューズボックスを一新
玄関照明をIKEA照明/もしくはダウンライトに変更
壁棚を設置することで、映えるエントランス空間を演出
させています。当然ではありますが内装も一新させることで、暗くなりがちな玄関エントランスが華やかとなり、内見者の第一印象が良くなります。
4.まとめ
今回は不人気3DK→2LDKリノベーション前に成約となった部屋のリノベーション事例について、お伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
集客ターゲットに合致したリノベーションを展開するができれば…
リノベーション前であっても早期成約に繋げられる
集客媒体を見直すことで新たな顧客開拓ができる
ことを今回の成約で改めて理解することができました。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
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