2LDK賃貸アパートはこれから同棲を始めるカップルや新婚さんに人気が高いアパートです。2LDKはLDKの他に洋室が2部屋確保されていることから、今後子供が増えても部屋が手狭になることはないため、住み替えリスクは少なくなります。
近年では部屋探しの多様化が進み、築年数だけで物件判断されることは少なくなったことから、築年数が古くてもリノベーションが施されていれば、稼働率改善+収益性UPも期待できます。
本投稿はこれから2LDK賃貸リノベーションを検討する貸主向けに、リノベーションを成功させるポイントをお伝えいたします。
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▼目 次
2.2LDK賃貸リノベーションを成功させるポイント紹介
【本記事でお伝えする結論】
1.2LDKメリット
賃貸間取りの中でも2LDKは様々な可能性が期待できます。
ライフスタイルの変化に対応しやすい
2LDKはLDKの他に洋室が2部屋確保されています。二人暮らしの時は1部屋をフリースペース、子供が生まれた時には子供部屋にすることができるため、ライフスタイルが変化しても対応しやすいのが2LDKの魅力と言えます。
需要の掘り起こしがしやすい
近年の部屋探しにおいて、一人暮らしされる方の中にはあえて間取りが広い物件に入居されることがあります。
単身向け賃貸アパートでは収納スペースが手狭。しかし2LDKの場合1部屋を収納部屋にすることですっきりした暮らしをすることができることから、需要の掘り起こしがしやすいと言えます。
また近年では少子化の影響で3LDK賃貸の需要は低下しています。ただ3LDKから2LDKに間取り変更することでLDKがさらに広くなるため、こちらも需要の掘り起こしがしやすくなります。
2.2LDK賃貸リノベーションを成功させるポイント紹介
1LDK以上のファミリー物件は基本的にこれから同棲を始める「カップル」「新婚さん」が多く入居され、部屋探しの主導権は女性側となっています。
そのためリノベーションする際には…
おしゃれなキッチンは必須
統一感がある部屋
収納力がある
生活音対策
をしなければリノベーションは失敗してしまいます。それではそれぞれの対策を見ていきましょう。
1)キッチン差別化
ファミリー向け物件のリノベーションが成功するかどうかは、キッチンのクオリティー次第といっても過言ではありません。
クックパッドのリリースによると、「家賃」「アクセス」「リビングの広さ」を少し妥協しても、キッチンの充実度を優先したいと考える方は多いとのことです。
▶クックパッドのリリースはこちらをご覧下さい。
つまりクオリティーが高いキッチンを導入しなければ客付け自体が難しくなり、またただ単にシステムキッチンを導入しただけでは、競合リノベーション物件と同質化となってしまいます。
そこでポイントとなるのが差別化戦略です。
「自社が提供できて、競合物件が提供できない、顧客が求めるキッチン」を導入することで価格競争からの脱却ができ、更にブランド力が高まることから結果的に集客上優位に立つことができます。
▶差別化戦略の詳細は、過去記事をご覧下さい。
2)統一感がある部屋
部屋探しされる方は、内見時に「現在使用している/今後購入予定の家具やインテリア」が部屋にマッチするか確認しています。
そのためリノベーション部屋は「統一感がある空間」にした方が結果的には入居促進を図ることができるものの、多くのリノベーション物件では「色付きのアクセントクロス」に依存した部屋作りをしています。
色付きアクセントクロスが決してだめとは言いませんが、ただあまりにも奇抜な色を採用すると、ごちゃごちゃした印象になりかえって逆効果になる可能性が高いです。
▶アクセントクロスに関しては、こちらをご覧下さい。
3)収納力を高める
賃貸アパートは限られた空間の中に設備/居住空間を確保しているため、収納スペースはどうしても犠牲になりがちです。
特に築年数が20年以上の物件ではクローゼット対応ではない所が多いため、使い勝手が悪く場合によっては客付けに影響が出てしまうこともあります。
ただ既存収納をクローゼットに変更することはできるため、リノベーション時には必ず対応した方がいいです。
▶クローゼットリノベーションに関しては過去記事をご覧下さい。
4)生活音
入居後のクレームの中で最も多いのが騒音です。特に上階からの生活音が階下に響きトラブルになるケースが多いのですが、残念ながら大多数のリノベーション物件は生活音対策をしていないのが現状です。
生活音対策として有効的なのは、リノベーション時にクッションフロアを施工することです。
クッションフロアは吸音効果が期待できるためフロアタイル/合板フローリングと比べると、生活音対策として有効的です。
また借主の属性を高めるのも、生活音対策して有効的です。入居審査時に「滞納歴がある」「仲介会社からモラルがないと報告があった」場合、属性に問題がある可能性が高いです。
そのため入居を断ったほうが結果的にはトラブル防止につながります。
▶クッションフロアについては過去記事をご覧下さい。
5)気になる費用
リノベーションを検討している貸主にとって気になるのはやはりリノベーション費用だと思います。
部屋の大きさ/使用する部材/既存設備を使うかどうかで、費用は大きく変わってきますが、参考までに弊社物件(2LDK:58㎡)の場合…
家賃値上げ目的のフルリノベーション→約220万円
一部リノベーション→約150万円
となります。
またリノベーション費用回収に関して弊社物件では、6年入居と仮定した場合で約2.5年で回収完了し、3.5年で利益を確保する計算としています。
リノベーション費用/頭金を入れるかどうかで回収期間は物件によってまちまちですが、弊社物件のケースでは概ね計画通り推移しています。
▶リノベーション資金貸し付けに関しては、過去記事をご覧下さい。
3.まとめ
今回は2LDKリノベーションを成功させるポイントについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
2LDKは賃貸物件の中で利便性が高いため、リノベーション次第で顧客開拓がしやすくなります。ただリノベーションコンセプトを間違えてしまうと、客付けができなくなる可能性が高くなるため注意が必要です。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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アパート経営、空室対策コンサルタント
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