アパート内装リノベーション成功事例
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 5 日前
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賃貸経営では借主を見つけることができれば安定した家賃収入を得ることができます。しかし築年数が古くなると競争力が低下するため、原状回復では物件訴求力が高まらないため、客付けが難しくなり、空室が長期化してしまいます。
内装を強化するリノベーションを行うことで従前と比べクオリティーが向上し「魅力的な部屋」となるため、成約率が大幅に向上します。ただしリノベーション効果を最大化させるには室内配色に注意を払うことが重要です。
この点を考慮することで、より魅力的な住空間を提供できるでしょう。
本投稿はアパート内装リノベーション効果やコツについてお伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
1.アパート内装リノベーションで意識すべきこと

内装(壁紙/床材)は時間の経過と共に、温度差による膨張や収縮、紫外線などの影響を受けるため 次のような問題が生じやすくなります。
汚れ/キズが目立つ
日焼けが発生する
つなぎ目が目立つ
このような劣化が退去後に発生した場合は、張り替えないと内見時の印象が悪くなり成約率が低下する恐れがあります。しかし内装リフォームを行うことで、前借主の生活感は一切感じさせない新たな空間が生まれ、入居促進に繋げることが期待できます。
内装リノベーションの効果を最大化させるには、以下3点を意識すると効果的です。
1)統一感
賃貸物件を探している方は、内見の際に家具や雑貨との調和を重視しています。そのため…
家具や雑貨との調和がとれない
好みのインテリアテイストにできない
と判断されるとその時点で他の物件に流れてしまいます。
成約率を高めるには部屋の主要な要素である「天井」「壁」「床」の色を統一することが重要です。これにより部屋全体に一体感が生まれ、インテリアとの調和が向上し訴求効果が高まります。
2)配色
おしゃれな部屋を作るには室内配色が非常に重要です。インテリアの色は3色以内に抑えるのがポイントです。入居後の室内インテリアを考慮すると、内装色は1~2色にすると効果的です。
シンプルな配色は洗練された空間を演出し、居心地が良い空間を作り出します。
3)生活音
ソーチョーの調査によると賃貸アパートの騒音の多くは上階から発生しているとのことです。築年数が経過すると室内機能性は低下するため、リノベーションの際に対応しないと、入居後トラブルになる可能性が高まってしまいます。
上階からの騒音の主な原因は「足音」であることが多いため、リノベーション時に吸音効果が期待できるクッションフロアを施工すると、生活音を軽減することが期待できます。
2.アパート内装リノベーション成功のコツ

アパート内装リノベーションを成功させるには、先程お伝えした「統一感がある部屋」を意識したデザインにすることと、リノベーションコンセプトを明確にすることが重要です。
募集している物件の間取り/エリアが異なれば、たとえ同じ築年数の物件でも集客ターゲットは大きく変わります。
部屋探しされる方は「自分らしいおしゃれな暮らし」を求めています。つまり内見者が理想としている部屋のコンセプトとリノベーション部屋のコンセプトが一致していれば、募集時期関わらず早期客付けは十分期待できます。
そのためリノベーションを行う際は、成約ターゲットとなる方の…
性別
年齢
間取りから同居する人の年齢/性別
などを考慮したペルソナ設定しなければ、誰に訴求した部屋なのか不明となり、客付けが難しくなります。
3.アパート内装リノベーション成功事例
弊社物件は築年数が経過しているため2018年から空き室を随時リノベーションしています。2LDKタイプの物件で入居者の大半は20~30代のカップル/新婚夫婦です。
そのためリノベーションコンセプトを「賃貸でありながらおうちカフェが楽しめる」とし、カフェスタイルに特化したリノベーションを展開しています。
全20戸中15戸改修済みで、本執筆時の2025年4月14日現在満室を継続しています。
それでは弊社リノベーション部屋の内装を見ていきましょう。
1)LDK

弊社リノベーションは流行に左右されずまたインテリアとの調和を最大限引き出すために、白を基調とした室内空間を提供しています。
ベースカラーとなる天井/壁/床は原則白色で統一し、白色は室内を広く見せる効果があります。またインテリアとの相性も非常に良く、カフェスタイルキッチンを導入することで魅力的な空間に変貌します。
SNSで物件募集すると視覚効果により反響数が高められるため、募集時期関わらずすぐ内見予約が入り、早ければ退去翌日には入居が決まることもあります。
2)洋室

こちらの部屋の洋室は北側にあります。北側は自然光が一番入りにくいため、日中でも採光が期待できないためうす暗い印象となります。
しかし内装を白で統一することで、少ない自然光でも薄暗さは感じられず。内見された方は皆さん驚かれます。
3)和室

弊社物件は築年数が古いため、和室が標準仕様となっています。一般的な縁がある畳は堅苦しいイメージが強く、イグサを使用しているため、掃除を怠るとダニが発生しやすくなります。
また和室があると退去時に畳の表替えが必須となり、その費用は全額借主負担となるため、和室がある物件は敬遠されがちで、リフォームを機に洋室に変更する物件は非常に多くなっています。
ただし洋室に変更しても押入は活用するため、和室の雰囲気は残ってしまいます。そこで弊社物件では和室をあえて残し、畳は市松模様が魅力的な琉球畳を採用することで、モダンテイストを持つ空間を実現しました。
リフォームを機に壁紙は交換したものの、天井の壁紙は状態が良かったためそのまま活用しています。ベージュの琉球畳と白の壁紙との相性はとてもよく、室内全体に穏やかな雰囲気を与えています。
4)トイレ

年数は経過していますがトイレ本体は特に問題がないため、そのまま活用しています。ただし内装は全てリニューアルしています。
両壁と天井には消臭効果が期待できる機能性壁紙を使用し、正面にはタイル風の壁紙(両者とも1000番クロス)を施工しています。また床材はテラコッタ風のクッションフロアを施工することで、温かみがありながらも生活感を感じさせないトイレ空間を実現しています。
カフェの雰囲気を少しでも演出するために、アクセントとして…
無垢材の棚/トイレットホルダー
アンティークなタオル掛け
を設置し、デザイン性が高いトイレ空間にしています。
4.まとめ
今回はアパート内装リノベーション効果やコツについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
近年では部屋探しの多様化が進んでいるため、築年数が古いリノベーション物件に入居する方は増えています。
しかしリノベーションコンセプトが曖昧だったり、室内配色を意識していないor奇抜なアクセントクロスを施工している物件は、反響が少なく空室期間が長引く傾向があります。
繰り返しになりますが、リノベーション物件を探している方は室内インテリアを重視しています。そのため内見者が好むインテリア空間にしなければ客付けは厳しくなります。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
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