【フルリノベーション】築古物件の収益を上げるためには?
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 3月22日
- 読了時間: 7分
賃貸物件は築年数が経つにつれ物件価値が下がり、家賃維持や早期客付けが難しくなり、収益性が低下しやすいです。しかし、リノベーションを行うことで資産価値が向上し…
早期客付け
家賃値上げ
がしやすくなります。その結果空室による家賃機会損失を抑え、収益性を向上させることが期待できます。
本投稿はフルリノベーションで収益を上げる方法についてお伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
"フルリノベーションで収益を上げるポイント”
1.リノベーションのメリット

近年注目されているリノベーション物件。借主側のメリットは新築並みの部屋を新築より安く借りられる点です。
一方貸主側のメリットは、以下の3つを挙げることができます。
早期客付けができる
家賃値上げがしやすい
再募集時家賃維持がしやすくなる
それではそれぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
1)早期客付けができる
築年数が古い物件は新築物件と比べ設備や間取りが古く、原状回復程度の内装リフォームでは居住性が向上しないことが多いです。特に女性は水回りの清潔感が欠けていると避ける傾向があります。
しかしリノベーションを行うことで、室内機能性が向上し、デザイン性も高まります。そのため「新築や築浅物件に入居したいが予算的に難しい」方にとっては魅力的な部屋となります。
またリノベーション物件に入居される方は「築年数」はあまり気にしないため、リノベーション前と比べ早期客付けがしやすくなります。
2)家賃値上げがしやすくなる
一般的に家賃相場は築年数の経過するにつれて「下落」していきます。そのため再募集時/借主の契約更新時に「家賃値下げ」が発生しやすく結果的に家賃収益は低下してしまいます。
しかしリノベーションを行うことで、資産価値が向上し家賃相場の影響を受けにくくなるため、リノベーションを機に家賃値上げがしやすくなり、収益改善が期待できるのです。
ただし新築家賃相場を超える家賃設定を行うと、逆効果となるため、最大でも新築家賃相場の8掛け以内に抑えることが重要です。
3)再募集時家賃維持がしやすい
リノベーションを行うことで資産価値が向上し、価値の目減りを抑えることができます。そのため再募集時家賃相場の影響を受けにくく、現況家賃でも客付けの影響を受けることは少なく、早期客付けがしやすくなります。
また適切なリノベーションを行うことで、退去後の原状回復費用を抑えられる点も大きなメリットと言えるでしょう。
2.フルリノベーションで収益を上げるためには?

築年数が古い物件をフルリノベーションすることで、新たな顧客開拓が期待でき、早期客付け/収益向上が可能になります。
しかしフルリノベーションで成功するためには…
家賃以上の価値がある
顧客目線に立った部屋を作る
集客を見直し
が不可欠で、これらが不十分だと「家賃が高すぎる」イメージを顧客に植え付けてしまい失敗してしまいます。
それではそれぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。
1)家賃以上の価値を出すことが必須
部屋探しされる方は「エリア内の家賃相場」を意識しています。
一般的にリノベーション物件は家賃相場より高めの設定がされることが多いため、リノベーション部屋が家賃相場以上の価値を提供できなければ「家賃が高い」と判断され、他の物件に流れてしまう可能性が高くなります。
リノベーションして失敗する貸主の多くは、これを無視しているケースが見受けられます。
2)顧客目線に立った部屋を作る
リノベーション物件を検討されている方は、デザイン性/機能性を重視しています。そのためリノベーションの際には、これらを意識した部屋作りをが必要で、そうしなければ早期客付けは難しくなります。
デザイン性を意識する際に気を付ける事
男性 | | 女性 |
和モダン | 第1位 | 北欧 |
ミニマリストモダン | 第2位 | シンプルナチュラル |
ナチュラルモダン | 第3位 | フレンチモダン |
mitainaが男女200名を対象に「理想のインテリアテイスト」調査したところ、男女ではインテリアテイストの好みに違いがあることがわかりました。
したがってリノベーションする際、集客ターゲットが好む室内インテリアを意識しないと、設備交換しても顧客に響かない部屋となってしまいます。
機能性を意識する際に気を付ける事
築年数が古い物件は室内機能性(断熱、湿気、防音)が低下しています。
この点は借主も不満に感じているため、リノベーションする際改善できなければ、長期入居に繋げられない可能性が出てきてしまいます。
3)集客の見直し
物件募集する際、仲介会社に賃貸検索サイトへの掲載を依頼します。しかし同サイトは希望条件を入力することができるため、条件に1つでも該当しない物件は成約対象外となってしまいます。
そのためリノベーションを行っても「築年数」「家賃」で引っかかると早期客付けは難しくなるため、集客見直しは必須です。
効果的な方法としては、SNS媒体を活用することです。SNSを利用することで…
築年数や家賃帯で引っかかることはない
ハッシュタグをつけて投稿することで情報が拡散
できるため賃貸検索サイトと比べ物件認知度を高めることができ、早期客付けに繋げやすくなります。
▶SNS集客の詳細は、過去記事をご覧下さい。
4)弊社事例
弊社物件は築年数が経過しているため、2018年からカフェスタイルに特化したリノベーションを展開しています。
弊社物件はファミリー物件であるため、特に女性かの支持が高いカフェスタイルを採用し、自然素材の材料を室内に取り入れることで…
競合他社との差別化を図れる
資産価値が向上し家賃値上げに成功
SNSを通じた集客により、特に女性からの反響が多い
事から早期客付け/収益向上を実現しました。今年の1月と2月にそれぞれ1件ずつ退去がありましたが、早期に成約となり本執筆時の2025年3月22日現在満室状態となっています。
▶弊社リノベーション/集客詳細は、過去記事をご覧下さい。
3.まとめ
今回はフルリノベーションで収益を上げる方法についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
近年ではリノベーション物件が増加していますが、物件数が多くなることで競争が激化します。そのため生き残るためには「徹底的な差別化」が必要です。
弊社リノベーション部屋は競合他社が追随できない「カフェスタイル」に特化したリノベーションを展開しているため、従前より家賃を最大10%値上げしても安定的な集客を実現でき、年々収益性を伸ばすことに成功しています。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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