【空室対策リノベーション】築古物件を一瞬で客付けさせた3つのポイントとは?
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 4月10日
- 読了時間: 8分
築年数が経過すると物件資産価値が低下し、募集しても早期客付けが難しくなります。そのため多くの貸主は客付け強化のため…
適正相場に合わせた家賃設定
フリーレント設定
広告料増額
客付けに強い仲介会社に定期的に訪問する
などの対策を行っています。
弊社物件がある山梨県は賃貸空室率が全国ワースト3位で、約30%空室と言われています。築年数が30年以上経過していますが…
上記空室対策は一切行わず差別化リノベーションを徹底
ことで早期客付けに成功しています。2025年1月と2月に1件ずつ退去がありましたが、1件は退去3日後、あと1件は入居中に申込が入り、過去最短客付け+家賃値上げにも成功しました。
本投稿は築古物件を一瞬で客付けさせることに成功した弊社空室対策リノベーションのポイント3つをお伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
1.空室対策リノベーションの重要性とは?

最近築年数が古い物件は空室対策の一環としてリノベーションを行っていますが、そもそもどうして築年数が古い物件がリノベーションすると空室対策効果が期待できるのでしょうか?
その理由は以下2点を挙げることができます。
部屋探しの価値観の多様化
競合物件との差別化
それではそれぞれのメリットを見ていきましょう。
価値観の多様化
かつての賃貸業界は「築年数」が物件判断の基準ととなっていたため、競争力が高い築年数が浅い物件に人気が集中していました。しかし近年ではSDGs普及が進み、ライフスタイルや価値観が多様化した結果、デザイン性が高いリノベーションを施せば、築年数だけで物件判断される方は少なくなりました。
またリノベーション物件は新築物件並みのクオリティーなのに、家賃が10~30%安く設定されています。築年数が浅い物件ヲ希望する方の中には、家賃を抑えたいと考える方は多く存在するため、リノベーションを行うと、部屋探しの選択肢が広がり入居促進効果が期待できます。
競合物件との差別化
近年の賃貸業界ではリノベーション物件が注目されています。しかし築年数が古い物件を所有している貸主の多くは費用がかかるリノベーションに対し消極的な姿勢を示しています。
リノベーションされた物件は、同築年の他社物件と比べ、競争力が向上し差別化が図れます。その結果より多くの潜在顧客のの関心を引くことができるでしょう。
これらの要素が相まって、築年数が古い物件であっても、リノベーションを行うことで空室対策効果が期待できるのです。
2.【空室対策リノベーション】築古物件を一瞬で客付けさせた3つのポイントとは?

弊社物件では2018年から空き室を随時リノベーションを行い、基本的にリノベーションを機に家賃8~10%値上げして募集しています。
徹底した差別化を図ったリノベーションを行ったことで弊社リノベーション物件は早期客付けに成功しています。

一般的な賃貸物件の成約期間はおよそ4~5か月と言われていますが、弊社リノベーションは平均と比べ成約期間を短縮させることに成功しています。この成功の背景には以下3点を意識したからと分析しています。
カフェスタイルキッチン
統一感を意識する
室内照明
それではそれぞれのリノベーションポイントについてを詳しく見ていきましょう。
1)カフェスタイルキッチン

ファミリー向け賃貸物件は、これから二人暮らしを始められる20~30代カップルや新婚夫婦が多く入居され、部屋探しの主導権は女性側が握っていることが多いです。
女性にとってキッチンは家事の中で最も長時間を過ごす場所です。そのためリノベーションを行う際、競合物件との差別化を図りつつ、機能性とデザイン性が優れたキッチンを導入しなければ、物件第一印象が高めることができず客付けが厳しくなります。
このような背景から弊社物件ではリノベーションを機に、オリジナルのカフェスタイルキッチンを製作しています。既存キッチンを活かしつつ、扉には温かみのある無垢材を使用し、キッチンパネルは不燃化粧板を貼り付け、換気扇フードは再塗装を施しました。
さらに機能性を向上させるために、調理台と収納スペースを強化した可動式のキッチンカウンターを新設。カウンターを新設したことで利便性が向上し、さらに対面での料理が可能となったことから…
カフェスタイルキッチン導入により反響数と成約率が向上
入居されている女性借主からの評価が高いため、長期入居に繋げられる
ためリノベーション費用対効果は高いと言えます。また弊社が開発したカフェスタイルキッチンは物件ファンからも注目されています。
▶弊社リノベーションキッチン詳細は、過去記事をご覧下さい。
▶物件ファンの記事掲載はこちらをご覧下さい。
2)統一感を意識する

花王が2015年に発表したリリースによると20~30代女性は…
自宅ではリラックスを重視している
室内インテリアはシンプル志向/空間全体の統一感を意識している
とのことです。本リリースから同年代女性は、日常生活においてリラックスできる時間を大切にし、また自分自身の時間を充実させることに重点を置いていると推測されます。
そこで弊社物件ではリノベーションを機に流行に左右されない白を基調とした統一感がある部屋作りを心掛けています。白をベースにした部屋は味気ないと思われますが…
室内を白で統一することで室内全体が広く見え、室内が明るくなる
ナチュラル家具を置く事で温かみがある暮らしができる
家具との相性が良いため、誰でもおしゃれな部屋を作ることができる
白をベースにすることで、カフェスタイルキッチンの魅力を高めることができる
効果があります。白を基調としたリノベーション物件を意識している競合物件は少ないため、対応することで訴求力が向上し、客付けで有利になります。
▶白を基調とした部屋作りの重要性は過去記事をご覧下さい。
3)室内照明

賃貸物件には基本的に照明器具は設置されていないため、入居後借主が用意することになります。
天井に設置されている引掛けシーリングはLDKなら2つ/洋室は1つしかないため、多くの借主は室内明るさを求めシーリングライトを設置する傾向があります。しかしシーリングライトは生活感が強調されてしまい、リノベーションの魅力を十分に引き出すことができません。
照明デザインを工夫することで、空間にスタイルと個性をを加えられるため、他社物件との差別化を図ることができます。そこで弊社リノベーションでは上級グレードの部屋に限り、LDKにペンダントライトとダウンライトを設置しています。
これにより空間に温かみと独自性をもたらし、より居心地の良い雰囲気を作り出すことができ、日常の生活に新たな価値を提供することが可能となります。
▶照明リノベーションの詳細は、過去記事をご覧下さい。
3.まとめ
今回は築古物件を一瞬で客付けさせることに成功した弊社空室対策リノベーションのポイント3つをお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
リノベーションを行うことで物件資産価値が向上し、その結果リノベーションを機に家賃値上げは可能となります。
しかしリノベーション価値が家賃以上なければ、顧客にとって家賃が高く感じられ、入居促進が難しくなる可能性があります。
今後リノベーション物件は多くなることが予想されるため競争は厳しくなります。安定した家賃収入を得るには顧客目線に立ち、競合物件が真似できないような差別化リノベーションすることが求められます。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
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