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築古アパートを収益化したい場合、どうしたらいい?


築年数が経過しているアパートは、競争力/資産価値が低下するため「家賃値下げを余儀なくされる」「空室期間が長期化」する可能性が高くなり、収益性が低下してしまいます。



しかし物件資産価値を向上させる対策を行えば、築年数が古いアパートでも収益性を向上させることは十分可能です。



近年ではライフスタイルの変化や部屋探しの多様化が進み、リノベーションを行うことで早期客付け、家賃値上げが期待できます。しかしリノベーションで成功するには「顧客ニーズ」に合った部屋作りが不可欠です。



本投稿は築古物件を収益化させる方法をお伝えいたします。



 

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私の経営する有限会社 山長ではアパートの経営改善、空室対策など賃貸経営者を支援するコンサルティングサービスを行なっています。自己破産寸前の状態から空室ゼロへ、そして安定した入居率を実現するまでに至った経験をもとにオーナー様と一緒になって改善のお手伝いをさせていただきます!

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【本記事でお伝えする結論】




1.築古物件を収益化する方法とは?


築古物件を収益化する方法


競争力が低下している築年数が古い物件を収益化するには、冒頭でもお伝えした通り「顧客ニーズ」に合った部屋作りが重要です。言い換えれば築年数が古くても「ぜひ入居した」と思えるような部屋を提供することが求められます。



これ実現するには以下の5つポイントを行うと効果的です。



  • 室内デザイン性強化

  • 差別化リノベーション

  • 和室がある場合あえて和室を生かす

  • 収納強化

  • IKEA製品導入


 

それではそれぞれの対策を見ていきましょう。



1)人気設備より室内のデザイン性が重要


人気設備より室内のデザイン性が重要

築年数が古い物件を収益化させたい場合、多くの貸主/管理会社は「人気設備を充実」させることをまず考えるでしょう。



背景には人気設備を設置することで…



  • 賃貸検索サイトからの反響数UPが期待できる

  • 設備設置を機に家賃値上げしても客付け効果が期待できる



からですが、部屋探しにおいて一番重要なのは人気設備ではなく「室内デザイン性」です



デザイン性が優れた部屋は成約率が高い


部屋探しされている方は平均3件内見を行っていると言われています。そのため内見者は複数の部屋を比較できるため、利便性の高い部屋を選択することができます。



内見者は入居後の生活イメージを連想し、イメージと合わない部屋はたとえ人気設備が充実していても「生活イメージが浮かばない」ため、客付けに苦戦してしまいます。




弊社物件は築年数が経過しているため、2018年から20~30代女性をターゲットとしたカフェスタイルに特化したリノベーションを展開しています。弊社リノベーションは人気設備より室内デザイン性を強化することを目的としています。



その結果…



  • ターゲットが理想としている室内インテリアになっている

  • 競合物件と比べ部屋のクオリティーが高いため物件印象が強まる



ことで、従前と比べ成約期間短縮+家賃値上げに成功しています。



2)差別化リノベーションが重要




近年リノベーション物件の認知度が高まっているため、同様の物件が増加しています。しかし賃貸市場は今後空室率が悪化するため、同物件間の競争が激しくなるでしょう。



競争が激しくなれば価格競争が生まれ、同質化現象が発生してしまいます。同質化が進むとリノベーションの資産価値の目減りが大きくなり、費用対効果の面でもマイナスとなります。



価格競争から脱却するには、競合物件が追随できないぐらい差別化したリノベーションを行うしかありません。



弊社物件では2018年からリノベーションを行い全20戸中14戸と改修しました。原則としてリノベーション後家賃を8~10%値上げして募集していますが…



  • 契約更新時家賃値下げ発生ゼロ

  • 家賃相場より高い家賃設定だが長期入居者が多い



ため、従前と比べて収益化に成功しています。


 

▶資産価値を最大化させる部屋作りに関しては、過去記事をご覧下さい。


 

3)和室がある場合は和室がベスト




築年数が経過している物件には和室が標準になっているところがあります。ただ和室があると退去時に表替えが必須となり、借主負担となるため、近年の賃貸業界では和室がある物件は敬遠されています。



そのため和室がある物件は洋室に間取り変更するケースが多いですが、押入はそのまま活用することになるため、洋室に変更しても「和室感」は残ってしまいます。



弊社物件も築年数が古く和室が標準ですが、リノベーションを機に和モダン空間が魅力的な琉球畳

を敷き、あえて和室を残しています。



琉球畳を敷くことで堅苦しい和室イメージを一新され、室内全体が和モダン空間に変わるため、和室暮らしをしたことがない方でも敬遠されることはありません。



更に琉球畳を敷く事で「生活音対策」「日焼けがしにくいため表替え不要」となるため、入居促進効果を期待できます。


 

▶琉球畳の詳細は、過去記事をご覧下さい。


 

4)収納強化



賃貸物件は限られた空間に設備を設置するため、満足できる収納スペースを確保することが難しいのが現状です。



特に築年数が古いアパートでは収納力が弱く、物件によってはクローゼットがない場合もあります。クローゼット対応されていないと物件価値が高くならないため、収益物件を作ることが難しくなります。



しかし収納スペースは工夫次第でクローゼットにすることが可能です



弊社物件ももともとクローゼットがなく収納内に棚が設置されていましたが、リノベーションを機に棚を撤去→ハンガーパイプを取付けた簡易型クローゼットを作りました。


棚を取り外したことで、収納容量が大きくなり機能性と利便性を向上させることに成功し、内見時の物件印象を高めることができました。


 

▶弊社の収納リノベーションについては、過去記事をご覧下さい。


 

5)IKEA製品導入



築年数が古いアパートを収益化させる際には、「入居の決め手」となる要素があるとより効果的です。

そこでおススメなのが「IKEA製品」を取り入れることです。



IKEA製品は老若男女問わず人気が高く、特にデザイン性/コストパフォーマンスが高いため、入居促進/リノベーション費用を抑えるに適しています。



弊社リノベーション部屋の一部にも、IKEA製品を導入しており、内見時にその点を伝えると多くの内見者から高い評価を頂き、その結果従前と比べ成約率を高めることに成功しています。


 

▶IKEA製品を使ったリノベーション事例は、過去記事をご覧下さい。


 



2.まとめ


今回は築古物件を収益化させる方法をお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。





築古アパートを収益化させるには、内見者が驚くような魅力的な部屋作りが不可欠となります。また競争が芸化する賃貸業界では、物件差別化や資産価値の最大化が重要なポイントとなってきます。



リノベーションやデザイン性向上を図ることで、顧客の関心を惹きつけることができるため、収益化を実現することは十分可能です。



 

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弊社の取り組みに関する詳細は下記の過去記事をご覧ください



 
 
空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


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