top of page

賃貸リノベーションで防音対策はできる?


賃貸管理会社に寄せられるクレームの中で、騒音問題は常に上位にランクインしています。騒音は「音の種類」「周辺環境状態」「時間帯」によって感じ方が異なり、さらに人によって騒音に対する認識は異なるため音問題は築年数/構造躯体関係なくどの物件でも起こり得る問題です。



特に多いクレームは「上階からの(足音)生活音」で、これが長引くと退去理由になる可能性が出てきます。しかし賃貸リノベーション夜防音対策を施すことで、ある程度の緩和は期待できます。



本投稿は賃貸リノベーションで防音対策の可能性についてお伝えいたします。



 

▶︎お知らせ◀︎


私の経営する有限会社 山長ではアパートの経営改善、空室対策など賃貸経営者を支援するコンサルティングサービスを行なっています。自己破産寸前の状態から空室ゼロへ、そして安定した入居率を実現するまでに至った経験をもとにオーナー様と一緒になって改善のお手伝いをさせていただきます!

まずはお手軽無料相談からお問い合わせください。


 

 


【本記事でお伝えする結論】




1.築古物件の悩みとは?


築古物件の悩みとは?

築年数が古くなると室内機能性は低下してしまいます。事実賃貸物件に入居される方の約8割は室内機能性(断熱、湿気、防音)に対し不満を感じており、その内の3割は引越しを検討していることが明らかになっています。


 

▶上記アンケート詳細は、こちらをご覧下さい。


 


そのため築年数が古い物件をリノベーションする際には、防音対策をしっかりと行うことが重要です。これを怠ると長期入居は期待できなくなります。



快適な居住空間を提供するためには、生活音問題に対する適切な対応が不可欠となります。




2.賃貸リノベーションで防音対策はできる?


賃貸リノベーションで防音対策はできる?

賃貸リノベーションで防音対策する際には、音の原因をしっかりと把握することが重要です。音の伝播には2種類あり…



  • 隣から話し声や泣き声が聞こえてくる:空気伝播音

  • 上階から足音が響く:固体伝播音



があります。



現実的にリノベーションで騒音をシャットアウトするのは不可能ですが、遮音や吸音対策を講じることで、従前と比べ伝播音を軽減することが期待できます。それではそれぞれの対策についてみていきましょう。

1)床材


階下で生活している貸主が、天井から固体音(足音や何かが落ちる音など)が聞こえる場合、上階の床材を改善することである程度の生活音を軽減することができます。



特に効果が期待できる床材はクッションフロアです。クッションフロアは裏側にクッションが貼付されており吸音効果が期待できるため、伝播音を抑えるのに役立ちます。




 

▶クッションフロアの詳細は、こちらをご覧下さい。


 

2)壁材


漆喰

隣接している部屋では隣からの話し声などが響きやすくなります。空気音を軽減するには壁の遮音性を高めることが効果的です。



一般的には遮音シートもしくは遮音ボードが使われますが、施工後壁が厚くなるため、圧迫感を感じてしまうのがデメリットとして挙げられます。また貸主が考えるほど伝播音を抑えることができないため、費用対効果は期待できません。



そこでおススメなのが漆喰です。



漆喰は多孔性構造で、無数の小さな穴が開いているため、優れた吸音効果が期待できます。また施工時には2~4ミリ程度の厚みが生まれるため、遮音性が向上し部屋が狭くなることはありません。



漆喰は完全手作業で施工するため、壁紙と比べて平米単価が3倍になりますが…



日焼けしにくい

上からの補修が可能



といった利点があり、ランニングコストを抑えることができます。さらに壁全体が温かみを感じるため、クオリティーが高い部屋に仕上がります。


 

▶漆喰に関しては過去記事をご覧下さい。


 

3)借主属性を高める


賃貸物件の生活音問題は、借主属性が悪いほど問題が発生しやすくなります。



一般的に「家賃値下げ集客を頻繁に行っている」「入居審査が甘い」物件は、属性が悪い人が入居しやすくトラブル発生率が高くなります。



リノベーションで防音対策を行う際には、借主属性を高めることも非常に重要です。




4)防音対策のメリット


部屋探しされる方は、賃貸物件の生活音問題に高い関心を持っています。そのためリノベーションで防音対策を行い、その効果を内見時に伝えることができれば入居促進に繋げることが期待できます。



弊社物件は築年数が経過しているため2018年からリノベーションを行っています。床材は吸音効果が期待できるクッションフロアを採用し、一部の壁材には漆喰を施工しています。



防音対策を強化しながら家賃値上げした結果、借主属性が向上しリノベーション後は騒音トラブルは一度も発生していません。防音対策を強化するとリノベーション費用が高くなりますが、費用対効果としては十分満足できると考えています。



3.まとめ



今回は賃貸リノベーションで防音対策は可能かどうかについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。



賃貸物件は構造上一定の生活音はどうしても発生してしまいます。しかし音の認識は人によって異なるため防音効果が期待できるRC構造物件でさえも、生活音問題が発生することもあります。



今回紹介した防音対策をを行うことで、従前と比べると遮音性が期待できるため騒音トラブルを軽減することが期待できます。



今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。


過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。






 

空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


あなたのアパート経営を支援させていただきます!


▶︎〒400-0053 山梨県甲府市大里町2090

▶︎まずはお気軽にお問い合わせください

055-241-2218

090-8514-3562

 

Komen


bottom of page