アパート経営を成功させるには物件管理の質を高めることが重要です。物件管理維持を目的として家賃とは別に共益費を設定している物件は非常に多いのですが、一部物件では…
共益費が家賃に含まれている(共益費が0円)
共益費が1,000円以下
になっているところがあります。ただ安定的な賃貸経営を目指すなら家賃と共益費はしっかりと分けた方が長期入居はもちろんですが、客付けにおいてもメリットが大きくなります。
本投稿は家賃と共益費は分けるべき理由をお伝えいたします。
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.共益費について
本題に入る前に共益費について簡単に説明いたします。
共益費とは物件共有設備を運営/維持するための費用のことで、借主は家賃とは別に支払うことになります。共益費の主な使い道は…
共用廊下の電気代、蛍光灯購入費用
消防点検費用
定期清掃費用
共用部分の水道代
などです。共益費の相場は概ね3,000円~5,000円でインターネット無料物件は共益費の中に月額使用料が含まれていることが多いため5,000円近い費用となっています。
2.家賃と共益費は分けるべき理由
一部物件では共益費を家賃に含め共益費0円で募集していることがあります。0円と謳うと訴求力が高くなりますが、結論から言いますと家賃と共益費は分けて募集した方が早期客付けが期待できます。
解説①:共益費を分けた方が集客上有利
賃貸検索サイトの家賃検索は5,000円刻みとなっています。例えば家賃58,000円で共益費3,000円の場合6万円未満の検索でヒットしますが、共益費を家賃に加えると検索でヒットしないため反響数を高めることが難しくなります。
解説②:管理を徹底することで顧客満足度が高くなる
借主から共益費を支払ってもらい適切な設備管理/物件清掃を行うことで、借主は共益費支払いに対する費用対効果を実感してくれるため、顧客満足度が高くなり長期入居に繋げやすくなります。
解説③:共益費0円物件は逆効果
共益費0円~1,000円以下の物件は事実上「共有設備の運営/維持」に消極的であることをPRしているようなものです。実際共益費が無料~安すぎる物件は…
ごみ置き場や共用部分清掃が行き届いていない
外観周りが雑草だらけ
物件管理が行き届いていない
ことが多いため募集しても客付けで苦戦することが多いです。
3.まとめ
今回は家賃と共益費は分けるべき理由をお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
賃貸物件を借りている借主は、快適な暮らしをしたいと考えています。そのため物件管理などのクオリティーが低いと仮に共益費0円でも不満が大きくなるため長期入居が難しくなります。
それならば家賃と共益費は分け、物件管理を強化すれば共益費支払いに理解してくれる借主は多いため安定した賃貸経営を行うことができます。
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