好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 3月23日
- 読了時間: 6分
賃貸物件は基本的に「賃貸需要が見込まれる」ところに建設されますが、好立地にも関わらず賃貸集客に苦戦している物件は意外に多く、特に築年数が古い物件でその傾向が顕著です。
賃貸集客がうまくいかない最大の理由は、ズバリ「物件の魅力を伝えきれていない」からです。
弊社物件は甲府市内でも賃貸好立地の大里町にあり、築年数が古く競合他社物件が乱立していますが、物件の魅力をしっかりと伝えているため、本執筆時の2025年3月23日在満室状態を継続しています。
本投稿は、好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由について、お伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
"好立地にあるのに賃貸集客うがうまくいかない理由”
1.好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由

好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由として、以下の3つを挙げることができます。
需要と供給のバランスが逆転
物件のクオリティーが低い
物件に魅力がない
それではそれぞれの理由についてみていきましょう。
1)需要と供給が逆転
公益社団法人全国賃貸住宅経営者協会連合会の調査によれば、全国の賃貸物件空室率は21.4%に達し、山梨県を含む一部地方都市は30%台まで上昇しています。
一方日本の総人口は2008年をピークに下落しており、賃貸物件を最も借りる生産年齢人口(15~64才)も1995年から減少しています。
これは一部エリアを除き賃貸需要と供給は既に逆転しており、この状況は元に戻ることなないことを示しています。そのため空室対策を行わない物件は、たとえ好立地にあっても客付けが困難になるでしょう。
2)物件のクオリティーが低い
賃貸需要と供給が逆転している現在、賃貸業界は完全に借り手有利な状況が続いています。そのため物件のクオリティーが低いと内見時の第一印象が悪くなり、客付けに影響が出てしまいます。
こちらは築50年の物件に2年間入居した夫婦の動画です。
近年は部屋探しの多様化が進み、適切な空室対策や物件管理を施せば、築年数の古さはそれほど問題になりませんが、物件クオリティーが低ければ「ここで生活したい」と思う人はいなくなり、伽う付けや長期入居が難しくなります。
3)物件に魅力がない
部屋探しされる方は平均3件は内見すると言われています。そのため、内見者は複数の物件を比較し、少しでも魅力が感じられる部屋を選ぶ傾向があります。
実際弊社物件エリア内にある競合他社(築24年、2LDK)は原状回復程度のリフォームしか行っていないため、適正家賃に合わせても空室期間が長期化しています。
2.賃貸集客を成功させるためには?

1)物件清掃
賃貸集客を成功させるための基本中の基本は、物件清掃です。清掃が顧客に与える影響は既に実証されており、日本トレンドリサーチが発表したリリースによると、飲食店の店内が汚れていた場合、約6割の方は二度と行かないと答えています。
内見時一番最初に確認されるのは物件外観や共用部であり、これらが清潔で整理されているかどうかで第一印象は大きく変わります。
特に夏場は共用部に虫の死骸やクモの巣が増え、物件周りに雑草が生えやすくなるため、清掃が行き届いていないと女性は嫌悪感を抱き、入居をためらう恐れがあります。できれば週1回のペースで物件清掃をされることをおススメします。
2)ターゲットにあったリフォーム
賃貸集客を成功させるためには、集客ターゲットを明確にし、ターゲットが魅力を感じる部屋を作ることが重要です。
at-homeが発表したリリースによると、部屋探しされる方が賃貸検索サイトを見る際、約半数以上の方は水回り写真を確認しています。例えば募集物件が1LDK以上のファミリー物件の場合…
入居される方の多くはこれから二人暮らしを始める20~30代カップル/新婚さん
成約のカギは女性が握っている
ため、特に築20年以上の物件は水回りと室内デザイン性を強化することで、顧客に訴求できる部屋となり入居促進に繋げやすくなります。
▶集客ターゲットの詳細は、過去記事をご覧下さい。
3)独自集客イベント

賃貸物件を募集する際、仲介会社に賃貸検索サイトに物件情報を掲載してもらう必要があります。しかし同サイトは希望条件を入力できるため、1つでも条件に該当しない物件は成約候補から除外されてしまい、場合によっては空室期間が長期化してしまうことがあります。
築年数が古い弊社物件が早期客付けに成功している理由は、独自イベントを開催しているからです。弊社物件は公式サイトを開設しており、部屋が完成すると随時見学会を行っていますが…
内見時、入居後の暮らし方の紹介を行う
特典や特別感を演出し、競合物件との差別化を明確に打ち出している
ため内見当日に入居申込される方が多く、近年では募集開始後すぐに成約になることも珍しくはありません。
▶弊社集客イベント詳細については、過去記事をご覧下さい。
3.まとめ
今回は好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由について、お伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
競争が激化すると集客そのものが難しくなりますが、物件の魅力をしっかりと伝えられれば少なくとも反響数を伸ばすことはできます。
弊社物件では独自集客を行っていますが、内見時は営業的な話は一切しません。リノベーション部屋の魅力や暮らし方の提案を徹底的に行うため、借主は納得した上で契約書にサインしてくれます。
このような賃貸集客をしている物件は皆無に近いため、もし賃貸集客で悩んでいる貸主は実践されてみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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