賃貸業界に携わっている方にとって、賃貸閑散期前~閑散期中に退去が発生すると客付けに非常に苦労してしまいます。
賃貸業界は新年度を迎える1月~3月が一年の中で最も部屋探しされる方が多いため、客付けで苦労することはありませんが、5月の大型連休が終わると部屋探しされる方は極端に少なくなり、月を追うごとに内見者/問合せは減少します。
弊社物件では今年5月末に1件退去が発生しました。こちらの部屋は2年前にリノベーションを行ったものの募集家賃は適正家賃より1万円以上高くなっていますが、物価高の影響が出ているため再募集時従前より家賃2,000円値上げを行いました。
閑散期に家賃値上げすると客付けに影響が出てしまうと思われがちですが、結果的には約2か月で成約に繋げることができました。
そこで本投稿は賃貸閑散期家賃2,000円UPに成功した理由について、弊社事例を交えながらお伝えします。
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.賃貸閑散期客付けがなぜ難しい?
賃貸閑散期の客付けが難しくなる最大の理由は…
賃貸需要が大幅に減少する
空室率悪化により募集物件が多くなっている
ことが挙げられます。賃貸需要が少なくなれば必然的に空室期間は長くなります。そこで多くの貸主は「家賃値下げして早期に部屋を埋めた方がいい」と考え家賃値下げを行います。
ただ賃貸物件の供給数はすでに飽和状態で空室率は全国的に悪化しています。また競合物件も同様に家賃値下げしているため結果的には同じような物件が乱立しているため、家賃値下げしても客付けさせることが難しくなっています。
弊社物件がある山梨県は空室率が全国ワースト3位以内で、物件がある甲府市大里町は築20年以上経過した物件が多いのが特徴です。
同町で2024年7月25日現在(築20年以上/2LDK)募集している物件は7件ありますが、平均空室期間は約110日。最も空室期間が長い物件は7か月、短い物件は30日となっています。
一部物件を除き家賃相場より5,000円~20,000円安い家賃設定で募集していますが、客付けができていないことは家賃値下げしただけでは部屋は埋まらないことを証明しています。
2.【賃貸閑散期】家賃2000円UPに成功した理由
弊社物件は築年数が経過しているため2018年からリノベーションを展開しています。全20戸中14戸リノベーション済みで、今年5月末に退去した部屋は2年前にリノベーションを行いました。
エリア内の家賃相場は52,000円ですが、物価高の影響を受けていることもあるので従前より2,000円値上げして64,000円で再募集しました。エリア内平均空室期間と比べると弊社物件は早期客付けに成功していますが、その理由について弊社代表は…
差別化リノベーション
反響数UPの裏ワザを使う
初期費用のオトク
を前面に出したことが要因と考えています。それでは弊社物件の取組を紹介します。
1)差別化リノベーション
弊社物件では競合物件との差別化を図るため20~30代女性を成約ターゲットとした「カフェスタイルに特化したリノベーション」を展開しています。
可能な限り「自然素材」を用いることで、まるでおしゃれなカフェのお店で生活しているような居心地を感じることができるため、女性のお客様から高い評価を頂いております。
キッチンは弊社オリジナル、それ以外の水回りもデザイン性を意識した室内内装にしています。
at-homeが発表したリリースによるとインターネットで物件を探す際必ず見たい設備上位3つはいずれも水回り(浴室、トイレ、キッチン)とのことです。
家賃相場より高い弊社リノベーションが早期客付けに成功しているのは、部屋探しされている方が求めている設備と弊社リノベーションクオリティーが一致しているからと分析しています。
2)反響数UPの決め手
弊社リノベーションはおかげ様をもちまして2020年以降成約期間を短縮させることに成功し、昨年はわずか数日で客付けに成功しました。5月末に退去した部屋は複数反響&内見があったものの昨年度比べ客付けに時間がかかってしまい、正直とても焦っていました。
そこで反響数をさらにアップさせようとホームステージングを行いました。
ステージングを行ったことで反響数が一気に増加。ステージング後わずか1週間で3件内見予約が入り一番最初に内見された方が入居申込されました。
3)初期費用
賃貸物件を探している方は高額になる初期費用を抑えたいと考えているものの、初期費用を抑えることは難しいのが現実です。
そこで弊社物件では入居促進を図るため「初期費用を抑える」よう様々な工夫を行っています。
敷金・礼金無料化
公式サイトから入居申込された方のみ仲介手数料無料
フリーレント1か月設定
月末契約してもらうよう仲介会社側にアナウンス
これらを行うことで相場の約4分の1程度の費用まで圧縮させることができるため、クロージングすれば約8割の確率で入居申込に繋げることができます。
▶なおクロージングの詳細は、有償コンサルティングをお申込みされた方のみお伝えいたします。コンサルティングの詳細は下記ボタンをクリックしてください。
3.まとめ
今回は賃貸閑散期家賃2,000円UPに成功した理由について、弊社事例を交えながらお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
物件供給数が飽和状態となっている賃貸業界において、家賃値上げは非常にハードルが高いと言えます。ただ今回閑散期に家賃値上げした弊社リノベーションが客付けに成功したことは、物件クオリティーが低ければ家賃値下げは一切期待できないことを証明したと言っても過言ではありません。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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▶︎〒400-0053 山梨県甲府市大里町2090
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