賃貸物件を募集しても反響数が増えなければ内見に繋げられないため、空室期間が続いてしまいます。一般的に賃貸反響が増えない理由としてよく言われているのが…
適正家賃で募集していない
人気設備が設置していない
AD(広告料)を設定していない
と指摘する方がいます。ただ昨今の賃貸市場は需要より供給数が多いため、特に競争力が低下している築年数が古い物件は上記を行っても同様の対策をとる物件が多いことから反響に結び付けることが難しくなっています。
募集中の賃貸物件の反響数を高めるには訴求力が高い部屋を提供することが一番の近道と言っても過言ではありません。
弊社物件は築年数が経過しているため2018年から空き室を随時リノベーションしていますが…
家賃相場より1万円以上高い家賃設定
インターネット無料などの人気設備は標準対応していない
AD設定していない
にも関わらず募集開始すると最短で退去翌日~遅くとも2か月以内には客付けに成功しています。
本投稿は賃貸反響が増えない理由と解決策についてお伝えいたします。
▶︎お知らせ◀︎
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.賃貸反響が増えない理由
築年数が経過すると物件資産価値が低下するため、新築時と比べると多くの反響を得ることは難しくなります。
ただ物件によっては築年数が古くても募集開始後早期に反響数UP→客付けに成功しているところがあります。
このような話をすると一部の貸主は…
好エリアにあるから
広告料を増額しているから
貸主が客付けに強い仲介会社に定期的に訪問営業しているから
などの言い訳する方がいますが、反響数が伸びないのは家賃やエリアが問題ではなく、募集部屋の訴求力が高まっていないことが最大の原因です。
これはat-homeがすでにリリースを出して証明していることですが、部屋探しされている方がインターネットで物件検索する際、約5割以上は水回り/周辺環境写真を確認しているとのことです。
部屋探しされる方は平均3件内見しているといわれています。そのため希望条件に合致しても水回りのクオリティー/周辺環境の利便性が劣っていると「内見して確認したい」とは思わないため反響に繋げることが難しくなります。
事実好エリアにあっても水回りクオリティーが低い物件は、適正家賃以下で募集しても客付けができず空室が長期化しています。
2.賃貸反響を増やす対策
賃貸反響が少ない物件の特徴は以下に掲げている問題をクリアしていない可能性が高いです。特に物件クオリティーと物件周辺施設は必ず確認されるため、反響数が伸びない場合は両者を確認すべきです。
1)物件クオリティーを高める
部屋探しされている方の多くは「自分らしい生活」ができる部屋を希望しています。そのためインテリア/水回りクオリティーが高い部屋が募集されていると、多少家賃予算が合わなくても「とりあえず内見したい」と思うため必然的に反響数をUPさせることができます。
弊社物件がある山梨県は賃貸空室率が約3割で全国ワースト3位、弊社物件は1993年築で競合物件も同年代に施工されているため価格競争が厳しくなっています。
弊社物件では競合他社との差別化を図るため2018年に、20~30代女性をターゲットとしたカフェスタイルに特化したリノベーションを展開しています。
白を基準としたシンプルナチュラルテイスト
キッチンは弊社オリジナルのカフェスタイルキッチン
上級グレードのみ漆喰、造作洗面台を設置
しリノベーションを機に家賃8~10%値上げしましたが、募集開始するとすぐに反響があり早ければ退去前に内見予約が入ることがあります。
訴求力が高い部屋を用意することで反響数&成約率を向上させることができ…
一番早い時は退去前に内見予約→退去翌日に内見&その日の内に入居申込
遅いときは募集開始後2か月以内で内見&入居申込
に繋げられるためリノベーションの費用対効果は十分期待できます。
▶弊社リノベーションの客付け及び詳細は過去記事をご覧下さい。
2)物件周辺施設を掲載する
部屋探しされる方は物件周辺の利便性をとても重視しています。基本的に賃貸物件は賃貸需要が期待できるエリアに建てられているため、物件周辺にはコンビニエンスストアやドラックストアなど生活する上で必要なお店があるはずです。
物件から5分圏内にあるお店を賃貸検索サイトに掲載することで「生活しやすいエリア」と認識してくれるため、反響数を高めることが期待できます。
3)SNS集客
賃貸検索サイトは希望条件が入力できるため、条件に1つでも合致しないとその時点で成約対象外となります。特に競争力が低下した築年数が古い物件は条件に合致しにくいため、検索されやすいよう家賃値下げをしているのが現状です。
ただ部屋探しされている方全てが賃貸検索サイトを利用しているわけではありません。
賃貸物件を最も利用する20~30代は調べものする際Google検索の他にSNSでも検索しています。そのため募集部屋をSNS投稿することで物件情報を拡散させることができるため、賃貸検索サイト比べると反響数を高めることが期待できます。
弊社物件でもリノベーションを開始した2018年から物件独自の公式サイトを立ち上げ独自集客をしています。SNSとホームページ集客を強化することで、築年数/家賃帯で検索に引っかかることはないため反響数を伸ばすことができその結果…
現在では入居者の約8割は公式サイト経由+内見当日に入居申込
が入るようになっため集客効果は十分期待できると言えます。
▶SNS集客の詳細は過去記事をご覧下さい。
4)ベネフィット訴求
一般的に内見からの成約率は約2割と言われています。そのため仲介会社側は何とか成約に繋げようと物件PRを行いますが部屋探しする方は「入居することで得られるメリット」がなければ、ここで生活したいとは誰も思いません。
弊社リノベーション物件が高い成約率を維持できているのは内見時、入居することで得られるメリットをしっかりと伝えているからです。具体的には…
おしゃれなカフェスタイルキッチンがあることで、いつでも気軽におうちカフェできます。
無垢材を使用したキッチンは中々ないので、友達が遊びに来た際「羨ましい」と言われますよ!
漆喰が施工されていると調湿効果により夏場のエアコン電気代を節約することができます。
白を基調としたナチュラルシンプルは家具のとの相性がいいので落ち着いた暮らしができます。
引越し当日から使える日用雑貨を用意していますので是非ご利用ください。
もし入居申込して頂けると相場の4分の1に抑えた初期費用でご案内します。
上記のようなベネフィット訴求することにより、内見者は「入居後の生活イメージ」がしやすくなるので従前と比べると内見当日の成約率は格段に向上しました。
3.まとめ
今回は賃貸反響が増えない理由と解決策についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
最近の賃貸業界では低予算リフォーム+ホームステージング集客がとても人気になっています。同集客を行うと早期に客付けができるため採用する物件が増えています。
ただ物件資産価値を高めなければ、家賃相場の影響を受けてしまうため収益最大化させることは難しく、また修繕しないことにより建具トラブルも発生しやすくなるため、あまりおススメはできません。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。
取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
▶︎〒400-0053 山梨県甲府市大里町2090
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055-241-2218
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