築古賃貸でもリノベーションで稼働率アップさせることができる理由
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 3月28日
- 読了時間: 6分
一般的に築年数の経過と共に物件資産価値が低下し空室が目立つようになります。その結果競争力が低下した築年数が古い物件は稼働率が低下し、家賃値下げを余儀なくされることがあります。
しかし物件資産価値を向上させるリノベーションを行うことで、同築年の物件と比べ価値が上昇し早期客付けができるため、稼働率の改善が期待できます。
本投稿は築古物件がリノベーションすると稼働率アップできる理由についてお伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
"リノベーションで稼働率UPさせるうえで重要なポイント”
1.築古賃貸でもリノベーションで稼働率アップさせることができる理由
近年の賃貸市場は全国的に空室率が悪化しています。この影響で物件資産価値が低下している築年数が古い物件は適正家賃に設定しても、競合他社も同様の対策を取るため、空室が埋まりにくくなってしまいます。
しかリノベーションを行うことで従前/同築年の物件と比べ資産価値が向上し、稼働率の改善が期待できます。リノベーションで稼働率が向上する理由として以下4点が挙げられます。
築年数にこだわりを持つ人が少ない
間取り変更することで反響数が高くなる
リノベーションすると早期客付けが期待できる
物件自体が好エリアにある
それではそれぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
1)築年数にこだわりを持つ人が少なくなった

貸主の中には「部屋探しする人は築年数を重視する」と考えている方が多いですが、GMO賃貸DXの調べでは部屋探しされる方は築年数をそれほど重視していないことが明らかになっています。さらに築年数の許容範囲についてエイブルが調査したところ…
リフォームしていれば築年数は気にならない
築年数にこだわりはない
と回答した方が約3割いました。
この調査結果は、貸主が考えている以上に築年数の古さで物件判断される方は少ないことを示されています。築年数にこだわらない方が増えている今、適切な空室対策を行うことが集客において非常に重要です。
▶GMO賃貸DXが発表したリリース詳細は、こちらをご覧下さい。
▶エイブルの調査結果は、こちらをご覧下さい。
2)間取り変更することで反響数UPが期待できる

CHINTAIが発表によると、同棲中のカップルにおいて人気が高い間取りは2LDKと1LDKであり、全体の約半数を占めているとのことです。
▶CHINTAIが発表した間取り調査詳細に関しては、こちらをご覧下さい。
築年数が経過している物件の中には、間取りがDKのところがあります。DKはダイニングとキッチンが独立しているため、リビングで寛ぎたい方にとっては利便性が低く、反響数の増加が難しくなります。
しかしDKはリフォームすることでLDKに間取り変更することができます。リビング、ダイニング、キッチンがひとつの空間にまとまることで、家族とのコミュニケーションが活発になり利便性が向上するため、反響数を高めることが期待できます。
実際に弊社物件でも、DKをLDKに変更した結果、早期客付けに成功しています。このような間取り変更は物件の魅力を高め空室対策として非常に効果的です。
▶弊社事例は過去記事をご覧下さい。
3)リノベーションすると早期客付けが期待できる

リノベーション物件は築年数は古いものの、最新の設備/内装に改装されているため古さは一切感じられません。さらに新築より家賃も安く室内デザイン性も高いという魅力があります。
このためリノベーション物件は…
新築/築浅物件に入居したいが家賃予算が合わない
おしゃれな暮らしをしたい
方向けの受け皿となり部屋探しの選択肢が広がります。その結果従前と比べると早期客付けは十分期待できます。

弊社物件では2018年から20~30代女性が好む「カフェスタイル」に特化したリノベーションを展開した所、反響率が大きくなり2020年以降稼働率を大幅に向上させることができました。
▶弊社リノベーションに関しては、過去記事をご覧下さい。
4)物件自体が好エリアにある

賃貸物件は通常賃貸需要が見込まれえるエリアに建てられますが、築年数が古くなるにつれて、物件資産価値が減少し、客付けで苦戦することがあります。しかしリノベーションを施すことで物件の価値を向上させることが可能です。
弊社物件は1993年築で、物件がある山梨県はエリア空室率30%台に達しており、甲府市大里町は賃貸市場において競争が激しいエリアとされています。
このような状況下でも2018年から家賃値上げ目的のリノベーションを行い、2020年以降は4期連続で増収増益に成功しています。この事例は他のエリアでもリノベーションを行うことで、物件稼働率や収益性の向上が期待できることを示しています。
リノベーションで物件価値を高めることは、賃貸市場での競争力を維持し、長期的な収益を確保するために不可欠です。
2.まとめ
今回は築古物件がリノベーションすると稼働率アップできる理由についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
築年数が古くても顧客のニーズに合ったリノベーション部屋を提供すれば、早期客付けができ稼働率の向上が期待できます。
競争が激しくまた賃貸空室率が悪い山梨県に物件を所有する弊社でも、リノベーション行ったことで稼働率を大幅に改善することができました。このことから他のエリアでもリノベーションすれば築年数が古くても稼働率改善は十分期待できると言えます。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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